埼玉県には、秩父の山林、県西部から県北部にかけての里地里山、武蔵野の面影を残す平地林、平地に広がる田園と屋敷林など、多様な地形に多彩な緑が数多く残されている。こうした様々な緑を地域の財産として守り育てていくとともに、多様な機能を地域の持つ魅力・資源として最大限に生かし、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現につなげたいと考えている。
ネイチャーポジティブを目指す様々な動きからも、地域における価値が一層高まってくる ことから、次世代に引き継ぐには、企業・団体、県民、行政等の多様な主体の参画による保全・活用を進める必要がある。埼玉県は多様な主体の参画により里山や平地林などの緑や自然の保全や活用を通じて、社会課題の解決、地域の魅力や価値向上を図るための仕組みやプロジェクトを総合的に推進している。
実施概要・成果
1.本取組の認知と参画を促す機会の提供
市町村向け:「令和6年度 県・市町村緑化行政担当者会議」
企業・団体向け:埼玉県「官民連携・共創による緑の保全・活用」セミナー生物多様性・ネイチャーポジティブが企業価値を変える 約80名参加


2.緑の保全・活用にかかるプロジェクト立ち上げ支援
埼玉県内の自治体ヒアリング
・令和6年度 緑の保全・活用を考える「市町・企業」交流会 *7自治体12企業参加
・ 緑の保全・活用を考える意見交換会in入間市 *5事業者参加 *対象緑地の視察も実施


※本業務の報告を受け埼玉県は令和7年度に官民連携・共創によるネイチャーポジティブ・生物多様性に 配慮した取組の立上げ運用 支援業務委託を公募予定。
当機構では、産官民連携など分野・所属を問わない組織体の構築支援や、地域経済循環を促すビジネス検討、既存の組織の活性化にかかる支援を行っています。
・目的に資する事業の洗い出し・ビジネス化
・事業推進に必要なマッチング・コーディネイト
・事業推進スキームの構築(地域商社等)
・運営体制および運営手法の見直し
多分野にわたる会員企業や外部の主任研究員と連携、事業のテーマや分野は問いません。ご興味がある方はお気軽にお問合せください。